
昨今、スマホや携帯電話のニュースなどでレアメタルという名称はよく出ていて、現代で一番注目されている金属材料ではないでしょうか。
そんなレアメタルですが、勘違いされる方も多いのですがレアメタルという単一の金属材料ではありません。
様々な事情がありますが「安定した確保が難しい希少な金属」という意味で、日本ではレアメタルと呼ばれています。
レアメタルは、31種類の元素であり、そのうちの1つである希土類はレアアースと呼ばれ、さらに17の元素が定められています
このレアメタルの中には、チタンやニッケル、リチウムなど比較的耳にするものから、原発問題で耳にするセシウムもレアメタルの一種です。
レアメタルは、その流通量などから単体で使うことはあまり無く、銅や鉄といったベースメタルと混ぜ合わせることで強度を高めたり、錆にくくしたりして利用されます。
ニッケルは硬貨に使われていて、50円玉や100円玉が銅とニッケルを混ぜた白銅という合金ですし、チタンを混ぜたチタン合金は建材や工具など様々な場面で利用されています。
レアメタルはその希少性からリサイクルも活発で、家庭にも多数のレアメタルが眠っています。
とても貴重な金属材料ですから、レアメタルが含有された道具などはぜひリサイクルに出して有効活用しましょう。